中学校の適正規模等についての審議が始まっています

しばらくブログの投稿が滞ってしまいました。。。
年が明け、新たな気持ちで情報発信をしていきたいと思っています。
今年もどうぞ宜しくお願いします(^^)


現在、「北杜市小中学校適正規模等審議会」というものが設置され、議論が始まっています。

北杜市では年々中学校に在籍する児童数が減ってきているため、
現状のままでの学校運営は様々な面で厳しくなってくるので、
今後の方向性も含めた議論をしたうえで、審議会として最終的に意見をまとめてほしい、
という市長の意向のもと審議会が設置されました

たしかに、現状のまま何もせずに指をくわえて見ているだけでは状況は変わりません。
そのためには何らかの手立てをうつ必要があると僕も感じています。

昨年末に開催されたこの審議会へ傍聴に行ってきました。
その際、多くの資料が教育委員会より配られました。
この一部の資料を使って1月後半〜2月頭にかけて市内8箇所で住民説明会を開催し、
参加者からの意見を伺う、という提案が教育委員会から出されました。



でも・・・
その資料の中身は簡単にいうと「中学校の統合ありき」というニュアンスがとても強いものでした。
あたかも小規模校には様々な問題点があるので、統合はやむを得ないのではないか、
といった教育委員会(というか市長)の意図が見え隠れするような内容にも感じます。

この資料に対して、僕と同じような印象を受けた委員の方も多かったようで、
沢山の疑問・異議を審議会の中で述べていました。

それに対して教育委員会は「中立的な立場で資料を作成した」とした答弁をしていました。
うーむ、僕にはとても偏った内容に見えるんだけどなあ。。。

なお、審議会での多くの意見を受け、
実際に住民説明会で使用される資料は大幅に変わる、と教育委員会は言っていました。
果たしてどんな資料が出てくるのやら。。。

中学校の適正規模をどうするのか、という議論は子どもたちにとって本当に重要な課題です。

北杜市の未来の姿を描くため、重要な決断が求められます。

僕は、地域に学校がなくなってしまったらその地域の存続は難しいと考えています。
だからこそ、決断を下す前にはきちんとした議論・合意形成が必要です。
大規模校のメリット・デメリット、小規模校のメリット・デメリット、
小中一貫校の議論、他自治体の事例、教育そのもののあり方、地域との兼ね合い、
市の予算との兼ね合い、そもそも北杜市にとってなにをもって適正規模とするのか・・・
など多角的な議論が必要です。
もっというと、まちづくりのデザインなどにも関係してくるので、
議論をするにはできるだけ多くの市民の方々にも関わってもらい
(行政も縦割りの議論ではなく課をまたいだ横断的な議論が必要です)、
また、その議論も含めた内容は徹底して情報をオープンにしていく必要があると思います。
熟議に熟議を重ね、初めて市民の方々が納得する結論を導き出すことができると思います。

そのプロセスを経ない結論では市民の方々は納得しないし、何よりも子どものためには全くなりません。

その第一歩としての住民説明会が来週から始まります。
どなたでも参加できるそうです。
その中で意見を述べることもできるそうです。
ぜひ多くの方に参加して意見を述べてもらいたいです。
特に、これから中学校に通うことになる子どもを持つ親御さんに参加してもらいたいです。
僕もできる限り全ての住民説明会に参加したいと思っています。


僕自身、まだまだ勉強不足な点があります。
色々な情報を得ながら自分自身の考えをまとめて、市に対して提言をしていきたいと思っています。

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