議会の中間報告(ちょっと遅くなりました)

報告が遅くなってしまいましたが、このあいだ全ての委員会の会議が終わりました。

と、いうかもしかしたら知らない方もいるかもしれないので、
北杜市定例議会の大まかな流れについて説明をしますね。
(僕も議員になる前は全然知りませんでした)

下の図面を参考にしてみて下さいね。




議会が始まる初日に本会議が開かれます。
そこで、定例議会で市役所側から審議する案件の説明を受けます。
全ての案件を本会議で審議するのはとても大変なので、
付託といって案件をそれぞれの委員会に投げかけるのです。

そして、それぞれの委員会の中で一つひとつの案件をより詳しく説明を受け、
分からないところがあれば質問をして、最終的にその案件が良いか悪いかを
委員会の中で多数決によって結論を出します。
ただし、ここでの結論はあくまでも委員会での結論です。


それぞれの委員会で出した結論を持ち寄って、
最終日に再び本会議で議員全員に結果を報告した上で
採決をして最終的な判断をします。
本会議で議員の多数が賛成をすれば、その案件は採択されて
実行にうつすことができるのです。
大まかにいうと、定例議会はそういった流れになっています。


僕は文教厚生常任委員会に所属しています。
そこでは来年度予算や条例改正の案件を主に審議しました。
僕は全ての案件に賛成をしました。
特に来年度予算について、今回新たに市長が変わり、
今年度と比較してどう変わっているのか期待していたのですが、
個人的な意見としてはあまり目立った取り組みもなく少し拍子抜けしたような
感じにはなったのですが(もちろん良いな、という取り組みもいくつかありました)、
文教厚生常任委員会の予算については特にこれはダメだ!
というものはなかったので、再来年度の予算には北杜市独自の取り組みを期待している、
という意見を付け加えたうえで賛成しました。


また、今回の議会では紹介議員として一件の請願について審議をしています。
請願とは、簡単にいうと「◯◯して欲しい」などの請願者の想いを自治体に願い出ることをいいます。
そして、請願を提出するためにはその想いに賛同してくれる議員を
一人以上見つけなければいけません。

今回の請願内容は、原発事故によって自主避難をしている方々の住宅無償支援が3月いっぱいで打ち切られてしまうので3月以降も継続して欲しい、と国や福島県などへ意見書の提出を求めるものです。

因みに意見書とは、国や総理大臣などへ想いを伝える書類のことをいいます。

意見書を提出するには議会の承認が必要になります。
つまり、議員の賛成多数によって初めて意見書を提出できるようになるのです。

この請願も担当する委員会へ付託され、そこで審議されます。
今回は経済環境常任委員会での審議でした。
紹介議員は請願者の代弁者としてこの請願の趣旨などを委員会の議員に
説明しなければいけません。

審議の結果、委員会としては不採択とすべきもの、という結論になりました。

請願者と自主避難をして困っている方々に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
しっかりと事前に準備をしたつもりだったのですが、皆さんの賛同を得られる
だけのしっかりとした想いを伝えることができませんでした。
そういった意味で、僕はこの請願に対してしっかりと
向き合えていなかったのかもしれません。

ある方に
「紹介議員になるならその請願に対して命をかけるくらい想いを持て」
とアドバイスを頂きました。

そんな中途半端な自分に本当に腹が立ちました。。。
この日は悔しくて中々眠れませんでした。

ですが、まだ本会議での採決があります。
場合によってはこの本会議で賛成多数を得られることができるかもしれません。
まだ本会議まで時間があるので、できる限り準備をしておきたいと思います。


採決は17日(金)の議会最終日です。
また、
15日(水)は代表質問
16日(木)は一般質問

があります。
どの日程も傍聴可能ですので、是非遊びにいらしてください!!

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