立候補をしないことにしました。

報告が遅くなってしまいごめんなさい。


 僕は、今回の市議会議員選挙に立候補するのはやめにしました。



立候補した方々の街宣車が市内を駆け回っています。
そこに、自分の姿はありません。



前回のブログに書きましたが、去年の6月議会をきっかけとして、
議員という仕事への葛藤を抱えながら活動を続けてきたのですが、
その悶々とした想いが晴れることなく先日最後の議会を終えました

そこから、自分の内側へ意識を向けて、本当に自分の進みたい方向はなんなのか。
深く探ることに集中してきました。
様々な方に話を聞き、その都度立ち止まり、進み、立ち戻り、の繰り返し。
齢38にしてまだまだ人生について悩む、悩む。

ある人は言います。
「一期でやめるなんてもったいない。そんな簡単に結果の出る甘い仕事ではない。
次も立候補すべきだ。

また、ある人はこうも言います。
「真吾くん、という存在が議会にいてくれるだけで良い。もう一期続けて欲しい。」

別の方からは、こんな声も。
「全部引き受けようとするから重荷に感じてしまうんだ。
自分の得意分野だけに集中して議員の活動に専念すれば良い。」


どれもその通りの意見だと思います。
ホント、そう思います。
でも、僕は立候補しない、という決断を下しました。

皆さんのご意見はホントその通りで、僕自身も頭では理解しています。
そして、4年間議員として活動をしてきたからこそ、
もしかしたらその言葉の意味は誰よりも理解しているのかもしれません。
でも、僕の心の想いは、頭での理解とは裏腹に、もう一度立候補することに対して拒み続けていたんです。

やっぱり、今の僕には続けることができない。

この想いを抱えたまま、仮に立候補して当選をしたとしても、
どこかのタイミングで心のバランスが崩れてしまう。
結果として市民の方々の想いや、自分自身の抱く想いを裏切ることになってしまう。

そうしたことから、僕は手を挙げることをやめることにしました。



僕は、子どもたちのことが大好きです。
北杜市に移住をしてきた2012年から、様々な場面で子どもたちと触れ合う機会があり、
その中で自分は子どもたちと関わることが好きなんだ、ということを発見しました。
そして、子どもたちと関わることの活動を始めたりしてきました。

「彼らが大人になったとき、今のままの社会ではちょっと生きづらいよなあ。」

という想いから議員を志すことにしました。
システムを変えていく、そうした場を作っていく。
そのような想いで活動をしてきました。


議員をやめる決断を下した今、僕は原点回帰、

現場に戻って直接子どもたちと関わりあっていきたい。もっと子どもたちと遊んでいきたい。

と思っています。と、いうか既に実際に動き始めています。
少しずつですが、ギアを上げていければ、と画策中です。


また、そうした活動と並行して、自分の足元にもより一層意識を向けて生きていこうと思います。
振り返って思うのは、家族や仲間の支え合っての4年間だったということ。
一人では確実にぺしゃんこにつぶれていました。
本当に、感謝です。
こうした方々や次の世代に少しでも恩返し、恩送りができれば、とも思っています。

加えて収入源もなくなってしまうので、日々の営みについても考えないとなー 苦笑
何か良い話があれば紹介してください 笑
(そして、現在住まいの情報も探しています。こちらも良い情報があれば教えてください)


これからの一週間、街中がザワザワと騒がしくなると思いますが、
北杜市の大切な未来を築くための選挙期間です。
立候補をした候補者の方々に心からの敬意を表します。
北杜市政の未来を、宜しく!


中途半端な終わり方が、ある意味で自分っぽいよなあ、とも思っています。
本当に貴重な4年間でした。
人生の中で、かけがえのない時間になりました。この時間で得たものを人生の糧にして、
また一歩ずつ進み、立ち止まり、時に一歩下がり、しながら自分らしい人生を歩んでいきます。


本当に有り難うございました。
そして、ごめんなさい。


何かあればいつでも声をかけてください。
ゆっくり酒でも飲んで夢を語り合いましょう!


栗谷真吾
2020年11月8日 自宅の蒲団のうえにて




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