ふるさと回帰支援センターに行ってきました!

先日、有楽町にある「ふるさと回帰支援センター」に行ってきました。
ここは、地方での暮らしを考えている方と、地方への移住を促進する自治体をつなぐ架け橋となる施設。
最近の地方移住動向を少し探りたいと思い、調査も兼ねて訪問しました。


週末ということも重なり、沢山の人が支援センターを利用していました。
20代後半から30代くらいの方が比較的多いように見えましたが、中には50代くらいになるような方も。
地方へ移住を検討している方は年々増えているようです。


貰ってきた移住希望者向けに作成された、それぞれの自治体のパンフレット。
どれもお洒落に作られています。
最近では地方で活動する人に焦点を当てた書籍も数多く出版されています。
どれもが輝いてみえます。

地方移住の謳い文句として多いのが

・豊かな自然が残されている
・比較的都会からのアクセスが良い
・子育て支援が充実している
・農業にチャレンジしやすい
・おもいきって起業してみませんか

といったもの。
確かにそうだよなあ、と感じる点は多いです。



栃木県のブースでのイベントの一コマ。
「県内で起業しませんか?」というお題目でのトークイベントが開催されていました。
沢山の方が興味を持って参加していました。

でも、正直に言って何か欠けているような、、、そんな気もちょっとしています。
「田舎暮らし」が何だか単にキラキラしたもの、と捉えられてしまうのではないか
ちょっと心配になります。
確かに地方での暮らしには数え切れないくらいたくさんの魅力が詰まっていて
どんどん地方へ移住して欲しい!
という想いは僕も持っていますし、知人友人にもどんどん勧めています。
ですが、当然大変なこともたくさんあります。
畑や家の敷地の雑草刈りに追われたり、交通や買い物が不便だったり
ご近所さんの付き合いが濃密になったり、冬はとても寒かったり。。。
(どれも見方を変えたら"魅力"に感じる場合もあります)
のんびりと田舎暮らしを満喫したい、という考えだと逆にしっぺ返しを喰らうこともあります。

また、地方への移住を促進するため、中には様々な交付金や補助金で支援してくれる自治体もあります。
北杜市ではマイホーム補助金といって
市内で一軒家を建てる際に最大150万円の補助をしてくれる制度などがあります。
(こうした取り組みもある意味で必要なことだと思いますが、個人的には新築物件よりも
市内に沢山ある空き家を活用する為の補助金をもっと充実させたほうが良いように感じています。
これは今後の活動の中で提案していきたいと考えています)

そんな補助金に頼って移住する方も中にはいると聞いたことがあります。
では、補助金がなくなってしまったあと、どうやって生活していくのか。
何か具体的なビジョンをしっかり持っていないと
どこかのタイミングで立ち止まってしまうかもしれません。
可能な限り補助金などに頼らずに、そしてある程度明確な未来を思い描いて
行動を起こせると良いのかな、と個人的には思っています。
と、偉そうなことをいっていますが、僕自身もよく立ち止まることが今でもあります(^^;

そうした地方移住の実態をきちんと窓口担当の方は話されているのかな、と気になっていた中で、
ちょうど山梨県のブースで北杜市を重点的にPRする期間だったこともあり、訪ねてみました。

今回、窓口対応してくれた倉田さん。
山梨県の事情にとても詳しく、なおかつ的確なアドバイスをしてくれるとても頼れる方でした。
沢山の移住希望者と面会し、時として厳しい意見を言って下さり
真剣に移住希望者と向き合っているんだなあ、という印象を受けました。
地方移住を志す方にとっては、きっと心強い味方になってくれるはず!

話を伺う中で、支援センターに来る利用者の多くが山梨、長野、静岡に移住を検討しているとのこと。
(この施設が都内にあるので、東京から近いエリアで移住地を探す方が多いようです)

そうした方々にとって魅力的な山梨県、そして北杜市にしていくために何ができるのか。
皆さんと共に考え、アクションを起こしていきたいです!
絶賛アイデア募集中 笑

地方移住を検討されている方は、一度ふるさと回帰支援センターへ足を運んでみて下さい。

もちろん、僕へ直接相談にきてくれても構いませんよ(^^)
お酒でも飲みながら熱く語り合いましょう!!

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