「道の駅はくしゅう」突然の営業休止について

多くの方がもう知っていると思いますが、
北杜市白州町にある「道の駅はくしゅう」が急遽営業を休止する、という事態に陥りました。
この施設は「指定管理」という仕組みを使って、
市が直接ではなく外部の事業者に運営を委託して管理してもらっています。
様々な情報も入ってきている中で、農産物販売エリアが突如営業できなくなる
という異常事態が発生してしまいました。
新聞やテレビなどでも大きく報道されています。

本日、急遽招集があり、議会にも市から状況の報告がありました。
誰に責任があるのか、といった質問が多く飛び交っていたと記憶していますが、
肝心の今後どのように対応していくのか、といった具体的な策については
はっきりとした答弁は残念ながらありませんでした。

池田さんのブログにも今日の様子が書かれています。

「観光」が大きな資源となっている北杜市にとって、こうした事態に至ったことは、
はっきりいって”最悪”といっても良いかもしれません。
また、自然豊かな環境の北杜市で「農業」をしませんか、というPRを市をあげておこなっているのにも関わらず、
このような事態に至ったことも、同じく”最悪”といって良いと思います。

冬場はとても寒い土地なので観光客がガクンと減ってしまう、
また同様に冬場は路地での野菜生産が難しい土地なので、
夏場は「観光」においても「農業」においても最高の時期といえます。

そんなハイシーズン真っ只中に突然の休止。
道の駅に足を運んでくれた観光客の方の中には怒って帰っていった
ということを情報も聞いています。
また、生産者の中にはこれからが一番売上が伸びる時期なので、
この時期に合わせて野菜の作付けもおこなっているはずです。
にも関わらず野菜の出荷ができなかったことから、
止むを得ず穴を掘って出荷予定だった野菜を処分した、という声を耳にしました。
また、直前の告知だったために、
休止となったことを知らずに今日も野菜の出荷に来てしまった方もいたようです。

とにかく一秒でも早く生産者のサポートをする必要があると思います。
なんとか連携を取る中で解決の糸口を見出していかなければなりません。
このままの状態が長く続けば続くほど、北杜市のイメージは悪くなっていってしまいます。
それは観光客だけでなく、この地で暮らす市民にとっても同じです。
そうした認識を持ち、市も全力でサポートをしていって欲しいです。


僕が議員となってから2年半が経ちましたが、その間本当に様々な問題が沸き起こってきています。
北杜市では一体何が起きているのか?
何が原因で様々な問題が度々起こるのか?
ホントに「住みたい町ランキング」1位に選ばれた地域なのか?と、首を傾げたくなります。

今回の件も含め、このような状況を中々打開できない自分の力不足に申し訳ないという気持ちでいっぱいです。
でも、引き続きこの土地に住み、生きる一人の人間としてしっかりと現状に向き合い、
粘り強くできる限りのアクションはしていきます。
また、市民の方々にもこの件だけに限らず、
今こそ改めて”行政”や”議会”を見つめ直すきっかけにして欲しいと思います。
一人ひとりがしっかりと目を向けて、できる範囲でアクションしていけば、必ず良い方向へシフトしていくはず。
僕はそう信じています。

そんな中で有志の生産者の方々が明日、清里にある萌木の村 ROCKさんのご協力のもと、
野菜の販売をおこなうことになった、という情報が入ってきました。
10時頃からの販売を予定しているそうです。

生産者の方々は下を向かず前を向いて歩んでいます。
また、市民の方からもサポートしたい、という声が多く聞こえてきます。
こうしたアクションはとても素晴らしいと思います。全力で応援する必要があると思います。
是非足を運んで頂きたいし、生産者の生の声を聞いて欲しいです。


一人ひとりができること、やっていきましょう!




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