道の駅はくしゅうの状況について

昨日、9月の定例議会が終わりました。


無所属の会の代表質問では「道の駅はくしゅう」の件について質問をしました。
全国ニュースでも放送され、特に野菜などを卸している生産者の方々にとっては死活問題となるなど、
非常に大きな問題となりました。

今回は、突然の営業停止から今日に至るまでの状況と、市の対応についての質問をしました。
この件については疑問に感じている議員の方も多く、
無所属の会以外にも何人か同様の質問をしていました。


現在は特例措置として、野菜や加工品の販売をおこなえるようになってはいます。
(ただ、実際に足を運んでみると売り場面積の1/3ほどは陳列棚に商品が並んでおらず、
いつもの活気は見られません)

そもそも論として、このような事態となった原因の一つは、
市の監督者としての当事者意識が欠けていることなのではないのか、と感じています。

今回のトラブル要因の一つに、
前指定管理者である管理運営組合の協定に反した行為が原因と、市は説明しています。
(事業報告書の提出遅延、市納入金の支払いが期限までに履行されなかったことなど)
確かにそうした側面があったことは理解できます。
しかし、裏を返せば、市はそのような状況を以前から知っていたわけです。
指定管理業者には何度も指導をしてきたとのことではあったけど、
結果的にはそうした状況が改善されなかった
ということはやはり監督者としての市にも責任があると僕は思います。
(議員としての責任も強く感じています)

議会での質問の際も、当事者としての意識が感じられないような答弁も多かったです。
(正確な内容は、今後作成される会議録を参考にしてください)

特に、営業停止となった後の対応について、
Q 9月20日に総会が開かれたと聞いているが、総会での内容を市は把握しているか?
(組合を解散するか否か、というとても重要な総会だったと聞いています。
そして大多数の方が解散には反対との意思表明をしたそうです)
A(産業観光部長) 特に市として把握はしていない


Q 農産物直売所の仮での営業再開後、生産者同士でのトラブルは起きていないか?
A(産業観光部長) 地域生産者が直接運営をおこなっているので、市では把握していない


Q 全ての商品(野菜や加工品など)が平等に販売されているか?
そのようにはなっていない、との声も耳にしているが、市として認識しているか?
A(産業観光部長) そういった内容について、市は把握していない

などです。

大きな問題となった施設なのですから、市はしっかりと状況を把握したうえで管理・調整をすべきです。

他にも、二度と同じことを繰り返さないためにも徹底した原因究明のための調査も求めたのですが、
「問題の早期課題に向け、最善の策を講じた」
として、今後の調査をおこなう考えは、現時点においてはないようです。

また、市長は今回の出来事が起こった後、1回でも現地へ出向いて状況を確認したのか?
という質問に対しては、市長自らの答弁はなく、
「市長、私(副市長)、様々な関連する職員が、現状を把握する中で対応している」
と、副市長から明確な回答は貰えませんでした。
(道の駅はくしゅうの件について、渡辺市長は他の議員の方々からの質問についても、
残念ながら一度も本人の口から答弁をしませんでした)

レストラン部門は9月6日に立退きが完了して、新たな指定管理業者である株式会社アルプスがオープンに向けた準備をおこなっています。
(尾白の森名水公園べるがや、道の駅南きよさとなども管理している企業です)
そして、10月1日の通常営業に向け、現在意見交換も含めて調整をしているそうです。
ですが、生産者さんに話を伺ったところ、現時点においても今後についての連絡は何も受けていない
ということです。

来週には10月1日を迎えます。
一部の人たちだけの議論で済まさず、きちんと生産者さんへの説明を早急におこなうように指導すべきです。

とはいえ、市(市長)ばかりを責めるのではなく、自分に今何ができるのかを含め、
今後もアプローチをしていきたいと思っています。
他の議会報告については、また後日報告します!



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