3月議会を終えて・・・

昨日で3月の定例議会が終わりました。
今回も多くの方が傍聴に来てくれました、有り難うございました!
最終日は多くの議案があり、それぞれの議員がそれぞれの主張をするなかで、
ひとつひとつの議案を採決していきました。

そのひとつに市の情報開示のあり方を判断する内容の議案があり、その採決も行なわれました。
野中真理子議員が原告として市(長)を相手取って情報開示にかかる裁判を起こしていた件で、
3月3日の裁判所の判決結果(原告である野中さんの主張が全面的に認められた判決)について
納得行かないとして、市が議会に控訴を求める議案を提出してきました。

採決の結果は賛成9人反対10人で、
議会として市の主張は認めないとした判断を下しました。
(僕は反対の立場です。)

この議決、そして裁判の判決を市が認めた場合、
今まで公表されてこなかった書類やメールなどが公に出てくることになります。
議会でずっと議論されてきた
増富地方創生にかかる事業の突然の中止の”本当の理由”が見えてくることを期待します。



ただ、この結果を嬉しく思う反面、色々と思うこともあり、複雑な気持ちなのが正直なところです。

今回の市(長)の対応については強い憤りを感じています。
この市の姿勢に対してはこれからもきちんと質していきたいと思っています。
一方で、多くの職員の方々は市民のために一生懸命働いてくれています。
市として素晴らしいと思う取り組みも沢山あります。
また、今回の代表質問でも(少しだけど)前向きな答弁をもらえたことは評価したいし、
より良い方向に進むためには議員としてできる限りのサポートはしていきたいです。

これからも是々非々で信念を貫いて、活動していきたいと思っています。
それが、これからを担っていく子どもたちのためになると信じて。

まとまりのない文章になってしまいましたが、今の想いを綴っておこうと思い投稿しました。
3月議会での出来事は、また順次報告していきますね。



最後にこの議案に対しての想いを述べた討論を載せておきます。
(正確なものは後日の会議録で掲載されます)


今回の判決結果について不服として控訴するとした市の対応について、全く納得がいっていません。
健全な判断を下した裁判所の判決に対し、市長をはじめ関係職員は強く反省し、
この結果を重く受け止めるべきと考えます。
この再議を行なうことに対してより一層強い憤りを覚えました。

北杜市が誕生して15年が経ちました。
この間、いくつもの重要な局面があったかと思います。
また、私自身が議員となって活動を始めてからも、
ターニングポイントとなるいくつもの局面がありました。
今回はその中でも特に大きな局面だという風に感じています。

私は、ひとつひとつの局面に対し、柵などに囚われず、約45,000人の市民の方々、
また、その市民の方々のために懸命に働いてくれている多くの職員の方々、
そして今日も傍聴に来てくれていましたがこれからを担っていく子ども達、
そうした全ての人達に対して未来への想いを馳せて決断を下してきたつもりです。

また、多くの市民の方からの付託を受けて議員となった責任を全うすべく、
時として苦しいと感じる場面もありましたが、それが我々議員に課せられた重要な職務だと思い、
意思を貫いてきたつもりです。

法律というルールに基づいた対応をしていくことで住民サービスの向上をはかっていく。
そんな当たり前のことを当たり前に行なっていく。
そうした判断・対応を積み上げていくことで、
北杜市はより一層輝きを放つまちになると僕は信じています。

議員になった際に配布された「議員必携」という本の中にはこのように書かれています。

「政治家に強く要求されるのが”勇気”と”奮起”である」


全ての北杜市民のために、誇れる北杜市をみんなで作っていくために、
是非健全な判断を議員ひとりひとりにして欲しいという強い想いを込めて、当議案に反対します。



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