先月末の話になりますが、3月26日から29日までの3泊4日で
18回目のわんぱくキャンプ(保養キャンプ) のお手伝いをしてきました。
保養って何?
という方もいるかもしれないので説明しますね。
多くの地域の人々の生活に影響を与えた、原発事故による放射性物質の飛散。
保養とは、そうした放射能の不安を抱えることになった方々が、
休日などを活用して居住地から一時的に距離をとり、放射能に関する不安から解放される時間を確保して心身の疲れを癒そうとする、一連の行動の事です。
保養によって、ある程度健康が守られることは広く認知されており、医学的にも、
放射能の影響が少ない地域での一定期間の滞在が、
免疫力を大きく高める効果があることが知られています。
そしてもう一つの効果は、心理面での負担軽減です。原発事故後、
外遊びや自然体験の機会を奪われた子どもたちにとって、
屋外でのびのびと遊べる時間が得られる事は、かけがえのない体験となります。
更に、保養の機会は大人たちにとっても大きな癒しとなります。
同じ立場の人々との人間関係を広げながら、不安を語り合い、情報交換をし、心身を休めることができます。
子どもたちの成長に最大の影響を与えるのが、
親を中心とした周囲の大人達の精神的な安定であることを鑑みれば、
これには本当に大きな意義があるといえるでしょう。
大人も子どもも、不安から離れてほっと一息つける時間。それが「保養」です。
(ほよ〜ん相談会より抜粋)
北杜市でもいくつかの団体が保養活動をおこなっていて、
ブンブンの会が主催する「 キッズウィークエンド」の両方のお手伝いを定期的にしています。
今回は過去最高の36人が参加しました。
福島第1原子力発電所の事故から8年が経つにも関わらず、
今回の保養キャンプでは、白州にある中山ハイキングや、
僕は期間中は参加者の子ども達と全力で遊びます。
と思っているからです(←なんだお前は 笑)
でも、年齢を重ねたからなのか、 それとも普段の仕事がデスクワークが多いからなのか、
だって、 鬼ごっこで小学生の女の子に追いつくことが全然できないんですよね(;´д`)
ヤ、ヤバ過ぎるぜ・・・
まま、それはさておき。
子ども達の笑顔を見ていると、何やってんだよ、大人たち!!
と、 自分自身も含めて事故を起こしてしまったことに対して強い憤りを 感じます。
ただ、時が経つにつれて、 保養活動をする受け入れ団体の数も減ってきていると聞いています 。
それは、 経済的な理由やマンパワーの不足などが要因のケースもあるようで す。
僕たちの活動も例外ではありません。
僕は、 保養活動はこれからもできるだけ長く続けていくべきと思っています。
本来であれば大人が起こした事故なので、 きちんと大人が最後まで責任を果たすべきなので、
また、わんぱくキャンプでは、 多くの方が様々な形でサポートをしてくれています。
期間中の食材を提供してくれる方、 おかずを作って持ってきてくれる方、車での送迎をしてくれる方・・・
先日反省会をおこない、 早速次回の夏キャンプに向けた準備も始めました。
夏キャンプでは春キャンプ以上に北杜の自然を満喫してもらうプロ グラムを用意しています。
やり終えた後はめちゃくちゃ疲れるけど、めちゃくちゃ× 100楽しく充実した日々を過ごすことができます 笑
是非ご興味のある方はスタッフとしてお手伝いをして頂けたら嬉し いです。
全日は難しいなあ、という方もスポットスタッフとして、
参加者の皆さんへ
是非また気軽に遊びにきてくださいね。
また、キャンプ期間中でなくても、いつでも、 そしていつまででも滞在してくださいね 笑笑
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